トランスコスモスは、経理・会計システムを「Oracle ERP Cloud」で刷新する。主な目的は、ビジネスモデルの多様化への対応、事業のグローバル化への対応、経営スピードの加速、である。日本オラクルが2018年8月9日に発表した。
従来のシステムは、業務プロセスとデータが統合されておらず、業務効率とリスクの統制において課題を抱えていた。システム運用コストも下げたかった。こうした背景からクラウド型のERP(統合基幹業務)ソフトへの移行を決め、Oracle ERP Cloudを選択した。
業務の標準化に加えて、多様化したビジネスモデルやサービスに迅速に適応できるシステムを目指す。具体的には、グループ会社の決算の早期化、内部統制、連結ベースの月次決算、組織や会社を横断したビジネスモデル単位での収支管理、などを実現する。将来的にはOracle ERP Cloudをグループ各社に展開することも検討している。
トランスコスモスでは、経理・会計システムを刷新する背景についてて、新規参入など市場での競争が激化する中、経営のスピード化、グローバル化、ビジネスモデルの多様化などに対して素早く柔軟に対応できるように、経営基盤のクラウド化に踏み切った、とコメントしている。
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