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オプティム、デバイス管理ソフト新版「Optimal Biz 9.4.0」、“隠れ残業”の防止機能を追加

2018年8月15日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

オプティムは2018年8月13日、クライアントデバイス管理/モバイルデバイス管理(MDM)ソフトウェア「Optimal Biz」の新版「9.4.0」を発表、同日提供を開始した。新版では、隠れ残業を防止できるようにした。具体的には、指定した場所や時間に応じて端末の設定を変更する「Zone Management」機能を拡張し、Windowsアプリケーション実行を禁止できるようにした。

 オプティムの「Optimal Biz」は、クライアントデバイス管理/モバイルデバイス管理(MDM)ソフトウェアである。インストール済みソフトの把握や、指定したアプリケーションの利用制限、接続可能なWebサイトの制限、ウイルス対策、VPN接続、端末紛失時のリモートロック/消去など、デバイス管理の一般的な機能を網羅する。PC(Windows、macOS)やスマートデバイス(Android、iOS)で動作する。

図1:業務時間外にWindowsアプリケーションを実行できなくして隠れ残業を防止する(出典:オプティム)図1:業務時間外にWindowsアプリケーションを実行できなくして隠れ残業を防止する(出典:オプティム)
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 新版の9.4.0では、Windows PCを自宅に持ち帰って企業の許可なく働く「隠れ残業」を防止できるようにした。具体的には、指定した場所や時間に応じて端末の設定を変更する「Zone Management」機能を拡張し、指定した時間帯(業務時間外)にWindowsアプリケーションの実行を禁止できるようにした(例外として、ホワイトリストで指定したWindowsアプリケーションは実行できる)。

 Zone Management機能は、ユーザー情報に場所と時刻の情報を組み合わせてセキュリティポリシーを切り替えられる機能である。場所が会社で日中の時間帯であれば仕事用のポリシーを適用し、それ以外(会社にいない場合や、夜間の時間帯)では個人用のポリシーを適用するといった使い分けができる。場所の判別には、無線LANアクセスポイントが圏内にあるかなどの情報を用いる。

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