日立ソリューションズは2018年9月6日、クラウド上でID管理とアクセス制御を実現するサービス「クラウド型ID管理・統合認証総合支援ソリューション」を発表した。2018年9月7日から提供する。価格は、個別見積もり。
日立ソリューションズの「クラウド型ID管理・統合認証総合支援ソリューション」は、ID管理機能をクラウド型で提供するIDaaS「Okta Identity Cloud」(米Okta製)をユーザー企業に導入し、導入後の運用と保守まで含めて提供するSIサービスである。
Okta Identity Cloudは、Office 365やSalesforce.comなどの各種SaaSやアプリケーションのアカウントとアクセス権限を管理するIDaaSサービスである。エンドユーザーは、利用するクラウドサービスやアプリケーションに関係なくSSO(シングルサインオン)で認証できるため、利便性が高まる。システム管理者は、ID管理やアクセス制御を一元的に行えるため、管理負荷を軽減できる。
日立ソリューションズは、Okta Identity Cloudの販売代理店であり、国内で日本語サポートや関連サービスを提供する。日立ソリューションズの技術者が対応し、オンプレミスとクラウドをまたがったハイブリッド環境のID管理とアクセス制御をクラウド上で実現するシステムを構築する。システムの計画から移行、管理者向けのトレーニングまで総合的に支援する。
オプションで、日立ソリューションズの技術者が月1回、企業を定期訪問して、IDaaSの展開や運用に関する評価報告やトラブルシュートを実施するサービスを提供する。ログイン時には、企業が既に利用している他社製品を含めて、多要素認証も利用できる。
なお、日立グループでは、約30万ユーザーの認証基盤としてOkta Identity Cloud利用している。