NECは2018年10月11日、Web型で動作する承認ワークフローソフト「EXPLANNER/FL」の後継製品として、セキュリティ強化とクラウド活用を支援する「EXPLANNER/FL II」を発表、同日提供を開始した。
NECのEXPLANNER/FLは、複雑な承認ルートに対応し、プログラム不要で周辺システムと連携できる機能を備えたWeb型の承認ワークフローシステムである。新版では、基盤を刷新した。ログイン時に顔認証を使えるようにしたほか、RPA(ロボットによる業務自動化)との連携が可能な機能を備えた。
システムへログインする際に、従来のID/パスワード入力に加えて、顔認証エンジン「NeoFace」を利用できるようにした。パスワードの流出によるなりすましを防止できるほか、2要素認証によってセキュリティを強化できる。
NECのRPAソフトウェア「NEC Software Robot Solution」との連携機能も備えた。申請のExcel書類を入力する業務や、決済データの集計業務など、ワークフローの周辺業務をRPA化することによって、単純作業を効率化したり、業務プロセス正確性を向上したりできる。
プライベートクラウド向けのライセンスも強化した。新サービスとして「プライベートクラウドmini」を提供する。これまでのプライベートクラウド向けサービスより低価格で利用できる。同ソフトを動作させるIaaSとして、NECの「NEC Cloud IaaS」に加え、AWS(Amazon Web Services)とMicrosoft Azureを順次サポートする予定。
パッケージ版の価格(税別、以下同)は、サーバーライセンスが300万円から、ユーザーライセンスが300人未満で180万円から。クラウド版の価格は、プライベートクラウド型が月額30万円から、パブリッククラウド型が1ユーザーあたり月額400円から(利用人数100名以上)。