[新製品・サービス]

インテックと富士通が協業、地域金融機関向け製品を共同で開発

2018年10月22日(月)IT Leaders編集部

インテックと富士通は2018年10月19日、地域金融機関のビジネス変革に向けて協業し、インテックの地銀向けCRM製品「F3(エフキューブ)」と、富士通の「Finplexサービス統合基盤FrontSHIP」を組み合わせた次世代情報系製品の共同検討を2018年10月に開始すると発表した。2018年度第4四半期から提供する。

 インテックと富士通は、地銀向けCRMの開発・導入で培ったインテックのノウハウと、金融機関向け勘定系や営業店システムの構築・運用で培った富士通のノウハウを融合させた新たな製品を共同で開発する。金融機関における営業職員の顧客リレーション強化や取引先の開拓を支援するとともに、デジタル社会における金融機関の高度な営業活動と新たな接客スタイル確立を支援する。

 「F3」が保有する取引先に関する様々な情報を基に、「Finplex FrontSHIP スマート営業APIサービス群 neXessary」の話題記事マッチングAPIを活用して、複数メディアの最新記事などと組み合わせ、法人顧客の業種特徴や趣味嗜好などの関連記事を自動表示する機能を提供する。

 また、企業情報や取引先企業を相関図で示すAPIを活用することで、取引先の情報や経営者同士のつながりをわかりやすく表示する機能も提供し、営業職員の顧客リレーション強化や取引先の開拓を支援する。

 インテックのF3(Flexible Financial Frontier)は、インテックが提供する金融機関向け情報系システムの総称である。CRM、コールセンター、ローン自動審査などを業務機能で体系化し、業務単位で組み合わせて利用できる拡張性と合理性を持ち合わせた統合型CRMシステムである。

 富士通のFrontSHIPは、金融機関におけるデジタル革新を支える利用者起点のフロントサービス基盤である。様々な生活シーンでの利用者接点を創出し、地域や企業、人の絆を深め、デジタルチャネルの力を引き出す。FinTech企業と金融機関のシステムをつなぐオープンAPI基盤としての利用のほか、金融機関の現行資産を有効活用してシステムやサービスをつなぐサービスインテグレーション基盤としても利用可能だ。

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