ネオジャパンは2018年11月27日、Webグループウェア「desknet's NEO」の新版(バージョン5.1)を発表、同日提供を開始した。今回のバージョンアップでは、Office 365のスケジューラと同期できるようにしたほか、SAML連携によるSSO(シングルサインオン)機能を追加した。
desknet's NEOは、Webグループウェアである。特徴は、HTML5の採用によって画面遷移(ページの切り替え)を極力減らすなど、見栄えと操作性に注力していること。今回のバージョン5.1は、2018年5月29日から提供している現行メジャーバージョン5.0のマイナーバージョンアップ版に当たる(関連記事:グループウェアにWeb会議を追加、ネオジャパンがdesknet's NEO新版)。

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今回のバージョン5.1では、Office 365との連携機能を追加した(図1)。Office 365で利用できるOutlook上の予定表と、desknet's NEOのスケジュール・設備予約情報を双方向で同期できるようにした。自分やメンバーの予定を、desknet's NEOとOutlookのどちらからでも確認・調整できる。
さらに、Office 365が持つユーザー情報を用いてdesknet's NEOにSSO(シングルサインオン)ログインできるようにした。desknet's NEOのポータル画面に様々な情報を集約するとともに、ポータルからOffice 365の各種サービスにも直接アクセスできるため、ユーザーの利便性が高まる。
SAML認証に準拠した外部の認証サーバー(IdP:Identity Provider)との連携によって、SAML認証に準拠した様々なシステムやサービスとの間でSSOログインが可能になった。以下の認証サーバー製品とSAML連携できる。
- IceWall SSO(日本ヒューレット・パッカード)
- HDE One(HDE)
- PassLogic(パスロジ)
- WisePoint(ファルコンシステムコンサルティング)
価格(税抜)は、クラウド版が1ユーザーあたり月額400円。パッケージ版は、中小企業向けの「スモールライセンス」(5~300人)が、5ユーザーで3万9800円、50ユーザーで19万8000円、100ユーザーで37万8000円、200ユーザーで69万8000円、300ユーザーで99万8000円。大企業向けの「エンタープライズライセンス」(100~数万人)が、300ユーザーで150万円、1000ユーザーで472万円、5000ユーザーで885万円、1万ユーザーで1239万円、ユーザー数無制限で1534万円。
稼働OSは、Windows Server 2008 R2/2012/2016、Red Hat Enterprise Linux 6/7、CentOS 6/7。データベース管理システムは、PostgreSQL 9.6。SQL Server版とOracle Database版も順次リリース予定である。