ソフトバンクとヤフーの合弁会社であるPayPayは2018年12月4日、同社のQRコード/バーコードベースのモバイル決済サービスを稼働するシステムで障害が発生したことを発表した。同日はPayPayサービスでの決済で20%のキャッシュバックを行うなどの大型キャンペーンの開始日で、ユーザーからの利用が殺到した模様だ。
PayPayは2018年8月にソフトバンクとヤフーによって設立された、QRコード/バーコードベースのモバイル決済(モバイルペイメント)サービス事業者。PayPayサービスは、LINE Payや楽天ペイ、Alipayなど、スマートフォンから手軽に利用できるモバイル決済サービスなどと競合する(画面1)。
PayPayのWebサイトによると、2018年12月4日の12時45分頃から13時56分頃までPayPayサービスがつながりにくい状態になり、同日18時14分頃から18時31分頃までは同サービスが利用できない状態になっていたという。また、今回のシステム障害に伴い、1回の決済で誤って複数回の決済が発生してしまうケースもあったという。現在(2018年12月5日11時時点)では復旧している(関連リンク:PayPayのシステム障害情報)
PayPayが12月4日にスタートした会員登録/利用を促す大型キャンペーン「100億円あげちゃうキャンペーン」で、多数のユーザーからの利用が見込まれており、同社では今後、同様のシステム障害が発生しないように、引き続きシステム増強を行って対処していくとしている。