エステティクスは、同社が展開するメイクアップブランド「DAZZSHOP」で、中堅・中小企業向けクラウドERP「SAP Business ByDesign」の運用を2018年9月に開始した。システムの構築は、Minoriソリューションズが行った。SAPジャパンとMinoriソリューションズが2018年12月7日に発表した。
エステティクスは、カラーコンタクトレンズをコスメティクスにラインアップしたECサイト「DAZZSHOP eye makeup & cosmetics」を運営している。
同社は、今後の成長戦略の推進に向け、業務の標準化や効率化を支えるIT基盤の見直しが必要と判断し、2017年秋から本格的な基幹システム導入の検討を開始した。この結果、業務への適合率が高く、クラウドを前提とした基盤でさまざまな経営情報を可視化でき、課題であった業務生産性の向上を実現できると確信できたことから、SAP Business ByDesignの採用を決定した。
また、早期導入が可能であることに加え、基幹システムを自社内で持たずに、運用をアウトソーシングできるメリットも採用決定の一因となった。エステティクスは、自社メンテナンスシステムとの連携を含めたSAP Business ByDesignの導入をMinoriソリューションズとともに実施した。
SAP Business ByDesignは、統合型のクラウド型ERPパッケージである。ビジネスシナリオにある機能から必要な機能を選択することで、業務の標準化を可能にする。SaaSで提供されるため業務プロセスの設計を短期間で容易に行える(画面1)。
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