米クラウデラ(Cloudera)の日本法人は2019年1月7日、米Clouderaと米ホートンワークス(Hortonworks)の合併が完了したと発表した。米Clouderaが2019年1月3日に発表したリリースを紹介した。
合併した米Clouderaと米Hortonworksはいずれも、企業向けのHadoopディストリビューションを提供しているベンダーである。合併の契約締結は2018年10月4日に発表済み(関連記事:Hadoopで競合関係の米クラウデラと米ホートンワークスが合併を発表)。
両社の合併によって、ユーザー企業に対し、幅広い製品・サービスを提供できるようになる。例えば、米Hortonworksが長年にわたって提供してきた企業向けのデータ管理関連サービスに、米Clouderaが提供するセルフサービス型で使えるマシンラーニング(機械学習)製品を組み合わせてサービスを補完できる。
合併完了にあたって、CEO(最高経営責任者)のトム・レイリー(Tom Reilly)氏は、「両社の組織と技術が1つになることで、データクラウドを通じてエッジからAIまで、企業が対応すべきあらゆるデータに対して適切にデータを分析できるようになる」とコメントしている。
合併後の米Clouderaは、引き続き「CLDR」の記号を使って、ニューヨーク証券取引所と取引する。Hortonworksの株主は、合併にあたり、所有するHortonworksの各株式1株に対してClouderaの普通株式1.305株を受け取った。