米GitHubは2019年1月7日(米国現地時間)、無制限プライベートリポジトリの無料ユーザーへの提供と企業向けの「GitHub Enterprise」の刷新を発表した。同日にGitHubの公式ブログが伝えた。
「GitHub Free」は、開発者にとって、開発プロジェクト支援システムであるGitHubの入口となる無料版だ。今回、無制限のプライベートリポジトリが利用できるようになった。ユーザーは自身のプライベートプロジェクトでGitHubを使用でき、1つのリポジトリあたり最大3人の共同作業者が無料で使用できる(関連記事:「ソースコードの共有だけじゃない、ソフト開発の全工程に活用できる」、GitHubがアピール)。
「多くの開発者は、プライベートレポジトリを用いてプロジェクトに応募したり、サイドプロジェクトに取り組んだり、あるいは公開前にプライベートで何かを試したいと考えている。今日から、GitHubでこれらやその他の多くのことが無料で行えるようになった。もちろん、パブリックリポジトリは引き続き無料で、共同作業者も無制限である」(同社)
GitHub Freeが入口として、高度なコーディング/コラボレーション機能を必要とする開発者には、有料の「GitHub Pro(旧称:GitHub Developer)」と「GitHub Team」が用意されている。
一方、企業・組織向けの「GitHub Enterprise」は、Enterprise Cloud(旧称:GitHub Business Cloud)とEnterprise Server(旧称:GitHub Enterprise)を統合。クラウドまたはセルフホスト構成でGitHubを用いたい組織は、1シートあたりの価格で両方にアクセスできるようになった。また「GitHub Connect」を利用することで、開発者は、ハイブリッド環境でシームレスに作業できるようになる。
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