HOYAデジタルソリューションズは2019年1月10日、ディープラーニング(深層学習)を用いたクラウド型の画像認識サービス「Voyance Scouter」(ヴォヤンス スカウター)を発表、同日提供を開始した。画像認識を活用したWebアプリケーションをユーザー企業の需要に合わせてMicrosoft Azure上に構築し、画像認識エンジンを月額制で提供する。価格は個別見積もり。
HOYAデジタルソリューションズのVoyance Scouterは、ディープラーニングを利用した画像認識アプリケーションをクラウド(Microsoft Azure)上に構築するサービスである(画面1)。対話型で操作するWeb画面のほか、Web APIで画像を渡して判定する使い方など、さまざまなアプリケーションを構築できる。
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初期費用として、Webアプリケーションの構築費用がかかる。ユーザーの需要に合わせてアプリケーションを構築する。これとは別に、運用費用として、判定する画像の数などに応じて画像認識エンジンの利用料が月額制でかかる。
画像認識の主要なタスクである「画像の分類」や「物体の検出」に利用できる。これまで人の目で判断していた作業をコンピュータに代替できる。
画像を認識して分類するサンプルWebアプリケーションを、テンプレートとして用意した。このテンプレートを使うと、最低17枚の学習用画像データを用意するだけで、最小構成の画像認識アプリケーションを最短3日で公開できる。画像認識を体感できるので、簡易的なPoC(概念実証)を進めることが可能だ。