KDDIグループの情報通信インフラの建設などを担っているKDDIエンジニアリングは、基幹業務システム(財務会計、ワークフロー、勤務工数、人事・給与など)のモダナイゼーション(現代化)を行い、2018年4月に稼働させた。これにより、経営情報をタイムリーに可視化できるようになった。システム構築を担当した日立ソリューションズが2019年2月12日に発表した。
KDDIエンジニアリングは、SIベンダーの日立ソリューションズとともに、複数の基幹システムのモダナイゼーション(現代化)と、業務の標準化を行った。日立ソリューションズは、クラウド型のERP(統合基幹業務システム)ソフトであるMicrosoft Dynamics 365や、自社の人事ソフト「リシテア」などを活用してユーザー企業のシステムを近代化するサービスを提供している(図1)。
図1:日立ソリューションズが提供するIT資産のモダナイゼーション事業の概要(出典:日立ソリューションズ)拡大画像表示
モダナイゼーションの効果として、受注から納品、工数、外注、納品、検収まで一気通貫のサプライチェーンを実現した。これにより、各工程間における手作業のオペレーションが不要になった。また、部門別、事業別で経営情報を収集することで、リアルタイムで各種の分析が可能になった。
また、基幹システムは、KDDIのパブリッククラウドサービスであるKDDIクラウドプラットフォームサービスの上に構築した。クラウドの利用によって、工期を短縮できたほか、コストを削減できた。今後のスケールアップやスケールアウト、BCP(事業継続計画)対策や性能問題に対しても迅速に対応できるようになった。
基幹システムのモダナイゼーションに取り組んだ背景について同社は、データ構造の複雑化・肥大化などにより、経営情報をタイムリーに把握できていなかったことを挙げている。「複数のシステムへの2重入力が必要になるなど、業務が個別最適化され、煩雑化していた。また、多くの基幹システムは老朽化が進んでおり、同時期に刷新する必要に迫られていた」(同社)。
KDDIエンジニアリングは、2005年の会社設立以来、事業拡大と共に、社員数が約600人から3500人へと6倍に増加した。こうした中で、スクラッチで開発した基幹システムの機能追加を、繰り返し実施してきた。こうした経緯で、データ構造が複雑化・肥大化していた。
KDDIエンジニアリング / モダナイゼーション / 基幹システム / Dynamics 365 / 日立ソリューションズ
- 業務システム 2027年4月強制適用へ待ったなし、施行迫る「新リース会計基準」対応の勘所【IT Leaders特別編集版】
- 生成AI/AIエージェント 成否のカギは「データ基盤」に─生成AI時代のデータマネジメント【IT Leaders特別編集号】
- フィジカルAI AI/ロボット─Society 5.0に向けた社会実装が広がる【DIGITAL X/IT Leaders特別編集号】
- メールセキュリティ 導入のみならず運用時の“ポリシー上げ”が肝心[DMARC導入&運用の極意]【IT Leaders特別編集号】
- ゼロトラスト戦略 ランサムウェア、AI詐欺…最新脅威に抗するデジタル免疫力を![前提のゼロトラスト、不断のサイバーハイジーン]【IT Leaders特別編集号】
-
VDIの導入コストを抑制! コストコンシャスなエンタープライズクラスの仮想デスクトップ「Parallels RAS」とは
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



