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JP-Secure、Webアプリケーションファイアウォール製品を刷新、検査エンジンの性能を向上

2019年4月19日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ジェイピー・セキュア(JP-Secure)は2019年4月18日、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)ソフトウェア製品「SiteGuardシリーズ」の新版を発表した。2019年4月15日から提供している。新版では、検査エンジンを改善して検査速度と精度を高めたほか、ゲートウェイ型WAFとホスト型WAFの各製品名を新たにした。

 SiteGuardシリーズは、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)ソフトウェアである。SQLインジェクションなどの、Webアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃を検知して、これらの攻撃からWebアプリケーションを守る。不正攻撃かどうかは、攻撃手法のパターンをデータベース化したシグネチャを用いて検出する。

 動作形態として、ネットワーク上でWebアクセスを仲介するゲートウェイ型(プロキシサーバー型)の「SiteGuard Proxy Edition Ver6.00」(旧称は「SiteGuard」)と、Webアプリケーションサーバー上で直接動作する「SiteGuard Server Edition Ver4.00」(旧称は「SiteGuard Lite」)の2通りを用意した。

 このうち、SiteGuard Server Editionは、個々のWebアプリケーションサーバー上でローカルで動作する。Webサーバーソフト「Apache HTTP Server」の機能拡張モジュール(module)としてWAF機能を実装しており、Webアプリケーション自身にWAF機能を追加できる。

 SiteGuardシリーズの新版では、検査エンジンを改善した。これにより、以前よりも高速かつ高精度に検査できるようになったとしている。また、ゲートウェイ型のSiteGuard Proxy Editionでは、Web管理画面で統計情報を参照する機能を強化した。検出した攻撃を集計してグラフィカルにまとめたレポートをPDF形式で出力する機能を追加した(画面1)。

画面1:ゲートウェイ型WAF「SiteGuard Proxy Edition」レポート機能の画面イメージ(出典:ジェイピー・セキュア)画面1:ゲートウェイ型WAF「SiteGuard Proxy Edition」レポート機能の画面イメージ(出典:ジェイピー・セキュア)
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