富士通とSAPジャパンは2019年4月22日、SAPの標準アプリケーションを機能拡張・補完する業種向けサービスをSAPのクラウドサービス 「SAP Cloud Platform」上に共同で開発し、提供していくと発表した。
協業では、SAPアプリケーションのカスタマイズや機能拡張を、富士通がSAP Cloud Platform上で行い提供する。これにより、ユーザー独自の業務システムとスムーズに連携できるようにする(図1)。
図1:協業概要のイメージ図(出典:富士通、SAPジャパン) SAP Cloud Platformは、グローバルでデジタル変革の基盤として活用されている。多種多様なシステムでのデータ連携やプロセスの統合、クラウド上でのSAPアプリケーションの機能拡張、およびユーザーが独自に開発した機能の提供などが可能だ。
富士通とSAPジャパンは、これらの機能を活用し、ユーザーのデジタル変革を支援していくため、(1)SAP補完ソリューションの拡充と、(2)ユーザー個社ごとの拡張要件への対応の、2つのテーマにおいて連携し協力していく考えだ。
(1)のSAP補完ソリューションの拡充では、SAP標準アプリケーションにはない新機能などをSAP Cloud Platform上で開発し、機能を拡張する。
(2)のユーザー個社ごとの拡張要件への対応では、ユーザーの業務拡張に合わせ、新しいアプリケーションをSAP Cloud Platform上で開発し、提供する。
両社の役割としては、富士通は、現状150名を超えるSAP認定コンサルタント資格を有するSAP Cloud Platformのエンジニアを、年間50名規模で育成し体制を強化し、ユーザーのSAP Cloud Platform活用を推進する。
SAPジャパンは、SAP Cloud Platformの専門技術者を富士通に派遣し、取り組みを支援する。この専門技術者は、独SAPと連携し、富士通からのSAP Cloud Platformに関する技術的な問い合わせや課題に対する解決策などについてアドバイスを行う。
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