日本ビジネスシステムズ(JBS)は2019年5月7日、日本マイクロソフトが提供する「Microsoft Cloud App Security」のサポートサービス「マネージドセキュリティサービス for Microsoft Cloud App Security」の提供を開始した。価格(税別)は、1台当たりの月額が200円(初期費用・オプションサービスを除く)から。
Microsoft Cloud App Securityは、重要なデータを制御しながら、クラウドに安全に移行できるようにするセキュリティ製品である。クラウド上の重要なデータを保護しつつ、シャドーITの発見、リスクの評価、ポリシーの適用、アクティビティの調査、脅威の防止といった機能を提供する。
マネージドセキュリティサービス for Microsoft Cloud App Securityを使うと、社内で利用しているSaaSアプリケーションをMicrosoft Cloud App Security上で検知できる。SaaSアプリケーションのカテゴリー、名称、総数をデータベースに基づき可視化することで、ダッシュボードで利用状況を把握できる(図1)。
エンドユーザーがSaaSアプリケーションを新規に利用した場合は、そのアプリケーションの情報をMicrosoft Cloud App Security上で検知して表示する。SaaSアプリケーションのリスクを、クラウドセキュリティの国際規格を基に、マイクロソフトが定めた判断基準を用いてスコア付けする。
Office 365のサービスのアクティビティログも収集できる。アクティビティログの内容に応じて、アラートの通知やポリシーベースでの制御ができる。
サービスメニューは以下の通り。
- 標準サービス
- セキュリティ監視:イベント監視(SaaSアプリケーションの検出/監視・Office 365のアクティビティ監視)
- インシデント対策支援:インシデント対策支援(ポリシーによる自動制御・エスカレーション)
- レポーティング(ベーシック):月次レポート(SaaSアプリケーション一覧・アラート検知結果・総評など)
- オプションサービス
- レポーティング(アドバンスド):月次レポート(詳細)、オンサイト報告会
- 分析サービス:インシデント分析調査
- 再発防止支援サービス:インシデント再発防止提案、カスタムポリシー設定支援