日本ティーマックスソフトは2019年6月25日、ウィプロ・ジャパンと業務提携したと発表した。本契約に基づきウィプロは、日本ティーマックスソフトのミドルウェアを活用して、ユーザー企業のレガシーマイグレーションを支援する。
日本ティーマックスソフトは、1997年に韓国ソウルで設立されたTmaxSoftの日本法人。メインフレーム環境からオープン環境へとアプリケーションを乗せ換えるためのリホストソフトウェア「Tmax OpenFrame」(図1)や、Oracle Databaseとの互換性の高さをうたうデータベースソフト「Tibero RDBMS」を提供している。
図1:「OpenFrame」によるメインフレームからの移行(出典:日本ティーマックスソフト)拡大画像表示
今回の業務提携により、ウィプロ・ジャパンは、Tmax OpenFrameとTibero RDBMSを使ったレガシーマイグレーション支援サービスを開始する。Tmax OpenFrameにより、オープン環境に移行するコストと期間を、従来の約2分の1から3分の1に削減するとしている。また、Tibero RDBMSにより、データベースのコストを約2分の1に削減するとしている。
Tmax OpenFrameの特徴は、COBOLやPL/1で書かれた既存のアプリケーション資産を、ソースを書き換えることなく、そのままオープン環境に移行できることである。このために必要なプリコンパイラや各種ミドルウェアを一とおり用意。オープン環境で動作するデータベースやTPモニター、JCL(ジョブ記述言語)、各種言語処理系などを提供する。
Tibero RDBMSは、Oracle Databaseとの互換性の高さをうたうデータベースサーバーソフトウェアである。既存のアプリケーション資産を、プログラムを変更することなくOracle DatabaseからTibero RDBMSに移行できる。PL/SQLで記述したストアドプロシージャも動作する。Oracle Real Application Clusters(RAC)と同等の機能も持つ。日本ティーマックスソフトの検証によると、5年間使った場合に、導入コストと運用保守費用で、Oracle Databaseと比べてコストがほぼ2分の1になるという。
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