[新製品・サービス]
NTT Com、Boxの国内ストレージに閉域網で保管できる「Box Zones Japan over VPN」を提供
2019年6月26日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)
NTTコミュニケーションズは2019年6月26日、法人向けオンラインストレージ「Box」にVPNを介して接続するサービス「Box over VPN」を強化し、データの保管先を国内に限定できる上位メニュー「Box Zones Japan over VPN」を追加した。同年6月27日から提供する。価格(税別)は、1IDあたり月額5000円から。
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)のBox over VPNは、VPNを介してオンラインストレージのBoxを利用できるサービスである。今回、Box over VPNの上位メニューとして、データの保管先を国内に限定できるBox Zones Japan over VPNを用意した(図1)。新メニューの概要は2019年2月に発表済み(関連記事:NTTコミュニケーションズ、閉域網で国内のBoxオンラインストレージに保存できるサービス)。今回、メニューの名前と価格、提供開始時期をアナウンスした形である。
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Boxには、オプションサービスとして、日本国内のデータセンターにデータを保管できるサービス「Box Zones Japan」がある。プライマリ用のデータ保管サイトとして東京(Amazon Web Service)を、バックアップ用のデータ保管サイトとして大阪(Azure)を使っている。海外のサイトを介することなく、データを国内から国内へと直接保管できる。
NTT Comが今回提供を開始するBox Zones Japan over VPNは、Box Zones JapanをVPN接続経由で使うメニューである。これにより、閉域網(VPN)を介してBoxの国内データセンターにデータを保存できるようになる。VPNによって安全にファイルを保存できるほか、機密データを国外に保管せずに済む。
Box Zones Japan over VPNの価格は、1IDあたり月額5000円(税別)からで、別途、企業向けVPNサービス「Arcstar Universal One」の料金が必要。なお、通常のBox over VPNの価格は、2808円(税込み)から。