コニカミノルタは、間接材の調達効率化を図るため「SAP Ariba」を導入した。SAPジャパンが2019年7月19日に発表した。
コニカミノルタは、カメラ・写真フィルムメーカーとして創業以来培った4つのコア技術「材料・光学・微細加工・画像」と、デジタル技術とを組み合わせ、オフィスサービスからヘルスケア製品、産業用材料・機器、その他の新規事業と、様々なビジネスを世界約150カ国で展開している。
コニカミノルタは、間接材に対する調達・購買機能を強化し、外部購入コストの最適化と支出プロセスの透明化によるコンプライアンス向上に取り組んでいる。2016年4月に間接材調達部門を設置し、全社の外部支出を調査して、早期にコスト適正化が図れる品目から順次着手することで、効果の拡大を進めている。
同時に戦略的で高効率な調達・購買を目指し、グローバル拠点とのデータ連結による効果の最大化を狙うための手段として、今回、SAP Aribaの導入を決定したという。2018年9月から全社プロジェクトとして導入を開始し、2019年6月から稼働を開始した。
導入したのは、調達ソリューションのソーシング機能、購買ソリューションの請求・支払い通知機能、サプライヤー側との関係を管理するためのAriba Networkなど、調達・購買業務プロセス全体を支援するSAP Aribaのスイートである。国内への導入を皮切りに、順次海外へも展開する考えだ。
SAP Aribaは、企業が効率的、効果的にコスト管理をできるように支援するソリューションである。直接資材や間接資材、サービスや外部人財など、調達・購買のプロセスを管理する。