米Equinix日本法人のエクイニクスは2019年7月22日、日本で最大規模となるデータセンター「TY11」を東京都心に新規開設したと発表した。第1フェーズで7000万ドル(約79億円)を投資し、950ラック、約3700平方メートルのコロケーションスペースを提供する。最終フェーズの完了時には合計3500ラック以上、約1万4300平方メートルのコロケーションスペースを提供する予定。
エクイニクスは、東京で11拠点目となる新データセンター「TY11」を開設する。最終段階で合計3500ラック以上、約1万4300平方メートルのコロケーションスペースを提供する。東京都江東区が指定する緊急避難区域に位置する。耐震性に優れ、複数の防災設備を備えるとしている。
TY2やTY4とダイレクト接続している。TY2は、80以上のネットワークサービスプロバイダーと接続。TY4は、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud、IBM Cloud、Microsoft Azureその他、国内285以上のクラウドおよびITサービスプロバイダーと接続している。
TY11のユーザーは、85以上の金融サービスプロバイダーが集う日本最大の金融エコシステムとの接続性を確保できるとしている。東京金融取引所(TFX)や東京商品取引所(TOCOM)といった主要な金融取引所にアクセスできる。
JPNAP(Japan Network Access Point)、日本インターネットエクスチェンジ(JPIX)、BBIXなど、地域の主要なインターネットエクスチェンジ(IX)へのダイレクトアクセスを提供。東京のネットワークハブとして、国内外のネットワーク事業者からのインターネット接続需要に応えられるとしている。
エクイニクスは、今回のTY11を含めて、東京で合計11拠点、大阪で2拠点のIBXデータセンターを運用する。アジア太平洋地域では12都市で合計42拠点、全世界では24カ国52都市で200拠点以上のIBXデータセンターを運用している。
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