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NTT-AT、SAP ERPを6カ月でS/4HANA Cloudに移行、システム連携やデータ移行にRPAを活用

2019年7月30日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は2019年7月30日、ERP(統合基幹システム)をSAP ERPから「SAP S/4HANA Cloud」に移行した。6カ月でクラウドへと移行し、業務プロセスを改善した。新システムは2019年4月から稼働を開始している。

 SAP ERPをSAP S/4HANA Cloudに移行した。モジュールとして、財務会計、管理会計、販売管理、購買管理、プロジェクト管理などを一括で導入した。

図1:新基幹システムの概要(出典:NTTアドバンステクノロジ)図1:新基幹システムの概要(出典:NTTアドバンステクノロジ)
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 業務を標準に合わせる「Fit-to-Standard」の手法を採用し、業務プロセスを標準化した。この結果、約800のアドオン開発を実施していたSAP ERPの既存システムから新システムへの移行を6カ月という短期間で実現した(図1)。

 業務プロセスの改革とチェンジマネジメントは、ビジネスコンサルティング会社であるシグマクシスが支援した。また、SAPジャパンが、スコープの選定、SAP本社開発チームとの連携、環境の整備などを担当した。

 SAP S/4HANA Cloudと他サブシステムとのシステム間連携、および既存システムからのデータ移行には、NTT-ATのRPAソフト「WinActor」を活用した。他サブシステムとのシステム間連携では、15業務33本におよぶシナリオを内製した。

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