ソリトンシステムズは2019年8月8日、スマートフォンを利用した生体認証によってクライアントPCにログインできるクラウドサービス「SmartOn MK5」(スマートオンマークファイブ)を発表した。2019年9月から提供する。価格(税別)は、1ユーザーあたり月額100円から。
SmartOn MK5は、スマートフォン(iPhone/iPad)の顔認証または指紋認証を使って、クライアントPC(Windows、今後Macに対応予定)にログインできるようにするクラウドサービスである。スマートフォンとPCを有線や無線で直接接続しなくても、スマートフォンを認証デバイスとして利用できる(図1)。
図1:SmartOn MK5の利用イメージ。PCにインストールした専用アプリケーションがクラウドと通信するためのトンネルを張る。これによりスマートフォンを認証デバイスとして利用できるようにした(出典:ソリトンシステムズ)拡大画像表示
仕組みとして、ログイン対象のPCとスマートフォンの双方に、専用のアプリケーションをインストールする。OS起動後にPC上で稼働するアプリケーションが、SmartOn MK5のクラウドサービスにアクセスし、ログイン認証時に必要なネットワークコネクション(トンネル)を張る。
PCとクラウドとの間に張ったトンネルを利用することで、クラウドを介してスマートフォンによるログイン認証が可能になる。手元にあるiPhoneの顔認証または指紋認証を用いて、手元にあるPCにログインできる。間にクラウドが介在することで、PCとスマートフォンが直接つながっていなくても認証デバイスとして利用できる。
スマートフォンアプリは、使い勝手に力を入れている。まず、スマートフォンの生体認証機能を利用して利用者を認証できる。複数のPCを持っている場合も、1つのスマートフォンでそれぞれにログインできる。アプリ画面からログインしたいPCを選んでログインできる。共有PCでも、複数のスマートフォンからログインできる。
ログインの承認ワークフロー機能を近日提供する予定である。特定の端末へのログイン時に、承認を経るようにできる。また、業務時間外のログイン時に承認を経るようにできる。また、SSO(シングルサインオン)機能を提供するパスワードマネージャも近日提供する予定である。これにより、OSログイン後のアプリケーションやクラウドサービスへのID/パスワードの入力を省略できる。
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