コンカーは2019年8月19日、交通費の精算を自動化する実証実験を、コンカーのユーザー企業で開始したと発表した。経費精算・管理クラウド「Concur Expense」とJR東日本の「Suica」の利用履歴データを活用する。
交通費の精算を自動化する実証実験は2017年10月、コンカー、JR東日本、日本交通、国際自動車、大和自動車交通の5社共同で開始した。鉄道やタクシーの利用履歴データをConcur Expenseと連携させ、交通費の入力業務を自動化する。
近距離交通費は、経費精算の約半数を占めている。このため、近距離交通費のデータ入力を自動化することのメリットは大きい。実証実験によって、ビジネスパーソンの新しいワークスタイルと新しいビジネスの可能性を探るとしている。
今回、コンカー社内におけるテストが終了し、次の段階として、Concur Expenseを利用しているユーザー企業において、Suicaとのデータ連携の実証実験を開始する(図1)。Suicaとのデータ連携サービスの提供に向けて、ビジネスパーソン視点での詳細な要望をヒアリングする。
図1:Suicaの利用履歴データをConcur Expenseに連携させる実証実験のイメージ(出典:コンカー)
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なお、記事執筆時点で実証実験に参加している企業は、三菱ケミカルほか2社である。