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ムービット、GUI設定画面を備えたインターネットサーバーにログ管理のSyslog機能を追加

2019年9月20日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ムービットは2019年9月19日、メール/DNS/Web/FTPなどのインターネットサーバー機能をGUI設定画面とともにパッケージ化したアプライアンス製品「Powered BLUE 870シリーズ」を強化したと発表した。新たにSyslogサーバー機能を追加した。業務サーバーからログを収集したり、収集したログをクラウドに転送して保管したりといった仕組みを簡単に構築できるようになった。2019年9月25日から提供する。

 Powered BLUE 870シリーズは、Linux OSに関する専門知識を持たないユーザーでも、GUIの設定画面によってDNS/Web/FTPなどのインターネットサーバーを簡単に運用できるサーバー機である。Linux OSを基盤にGUI設定画面を組み合わせてアプライアンス化している。ハードウェアアプライアンスのほか、IaaSクラウドなどの仮想環境で利用できる仮想アプライアンスを用意している。

画面1:Powered BLUE 870シリーズのSyslog設定画面(出典:ムービット)画面1:Powered BLUE 870シリーズのSyslog設定画面(出典:ムービット)
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 今回の強化では、LinuxやUNIXシステムが備える標準のシステムログ出力・転送機構であるSyslogの機能を搭載した。Syslogのログデータを受信/格納/中継するSyslogサーバーの機能と、外部のSyslogサーバーにログデータを送信するクライアント機能を利用できる。Syslogサーバーソフトとしてrsyslogを使う。Syslogの設定もGUI画面から簡単に実施できる(画面1)。

 Syslogサーバーを使うと、OSやアプリケーションプログラムが出力するSyslog形式のログデータを収集して管理できる。収集したログは、ログの内容に応じて、ログファイルとして保存したり、管理者にメールで通知したりできる。サーバーから受信したログは、サーバーごとに個別に保存できる。Syslogサーバーから外部のSyslogサーバーへとログデータを転送することもできる。

 GUI設定画面から、ログファイルのローテーション回数の指定(毎週ローテーションで260回/5年間など)、アラートの検出やキーワードの検出による管理者へのメール通知設定(画面2)、外部のSyslogサーバー(最大3台)へのログ送信設定、など各種の設定ができる。

画面2:指定キーワードのトラップ設定画面(出典:ムービット)画面2:指定キーワードのトラップ設定画面(出典:ムービット)
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 Powered BLUE 870シリーズの価格(税別)はオープン。インターネット直販価格は、AWS対応版が初期費用24万円で年額24万円から。ハードウェアアプライアンスは、標準保守付属モデルが72万8000円から。

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