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マクニカ、ログ解析ソフトSplunkダッシュボードの設定メンテナンスを代行するサービス

2019年10月1日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

マクニカネットワークスは2019年10月1日、ログデータ解析ソフト「Splunk Enterprise」(米Splunk製)のダッシュボードを新規作成するサービス「ダッシュボード作成パック」と、Splunkの設定変更を代行するサービス「ダッシュボードメンテナンスパック」を発表した。同日提供を開始した。価格(税別)は、ダッシュボード作成パックがスポット契約で198万円、ダッシュボードメンテナンスパックは年額66万円。

 Splunk Enterpriseは、ログデータ解析ソフトである。サーバー、ネットワーク機器、OS、アプリケーションなど、各種のデバイスやソフトウェアが出力する任意のテキスト形式のログを収集し、これをインデックス化して管理する。これにより、ITシステムに起こっている障害をリアルタイムに検知して対処方法を探ったり、蓄積データに見られる動向を元に障害の予兆を見出したりできる。

 Splunkを有効に活用するためには、ビジネスの状況変化に応じて、ダッシュボードの新規作成や設定のメンテナンスなどを定期的に実施する必要がある。しかし、IT人材不足やスキル不足によって、必要なメンテナンスが十分に行えないまま多数のダッシュボードが放置されているという。

 マクニカネットワークスは今回、Splunk Enterpriseのユーザーに向けて、ダッシュボードの新規作成や設定のメンテナンスを代行するサービスを用意した。Splunkやシステム監視の専門知識をもった担当者が、要件定義の支援から設定変更、設定作成の作業遂行までを一貫して提供する。

 サービスの1つ、ダッシュボード作成パックは、ダッシュボードを新規に作成するスポット契約型のサービスである。Splunkに精通した担当者が、要件定義、設定作成、設定投入までを支援する。マクニカネットワークスが規定する標準的なユースケース(インデックス数は6個以内、ソースタイプ数は6個以内、カスタムフィールド数は15個以内、可視化パネル数は10個以内)の範囲内であれば、1回あたり一律198万円で利用できる。

 サービスの1つ、ダッシュボードメンテナンスパックは、ダッシュボードに対する設定の修正や追加を代行する年間契約型のサービスである。ユーザーの要望に応じた仕様案の策定から設定投入までを一貫して提供する。1パックあたり100チケットを付与し、依頼する作業内容に応じてチケットを消費していくチケット制のサービスである。契約期間中、任意のタイミングで作業を依頼できる。

 2つのサービスの特徴の1つは、作業をリモート接続で実施し、現地作業がないことである。これにより、依頼から作業完了まで比較的短期間で完遂できる。リモート接続の手段として、VPN接続またはリモートデスクトップ接続を利用する。この他の特徴として、ユーザーのダッシュボードを説明したドキュメントを提供する(図1)。ハードウェアのアーキテクチャ、ダッシュボードの意図や使い方、投入済みの設定やメンテナンス方法などを整理してドキュメント化する。

図1:ユーザーのSplunkダッシュボードを説明したドキュメントの例(出典:マクニカネットワークス)図1:ユーザーのSplunkダッシュボードを説明したドキュメントの例(出典:マクニカネットワークス)
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