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富士通クラウドテクノロジーズ、ニフクラ同等のIaaS環境をローカルに構築するサービス

2019年10月17日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

富士通クラウドテクノロジーズは2019年10月17日、パブリッククラウドサービス「ニフクラ」と同等のIaaS基盤をユーザーが指定したデータセンター内に構築し、専用のクラウド環境として利用できる「ニフクラ プライベートリージョン」を発表した。同日付で提供を開始した。利用料金は、個別見積もり。

 富士通クラウドテクノロジーズの「ニフクラ プライベートリージョン」は、ユーザーが指定したデータセンターでパブリッククラウドの「ニフクラ」と同等のIaaS基盤を利用できるサービスである(図1)。クラウド基盤システムを構築して提供する。パブリッククラウドの利便性とデータの機密性を両立できる。障害を未然に防ぐ予兆検知や運用工程の自動化など、ニフクラの運用で培ったクラウドサービス基盤を包括的に提供するとしている。

図1:「ニフクラ プライベートリージョン」の概要(出典:富士通クラウドテクノロジーズ)図1:「ニフクラ プライベートリージョン」の概要(出典:富士通クラウドテクノロジーズ)
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 2種類のメニューを提供する(表1表2)。標準的な規模を想定した「プライベートリージョン Basic v.1」は、仮想サーバー300台程度の規模から利用できる。大規模を想定した「プライベートリージョンLarge v.1」は、拡張性を確保したとしている。プライベートリージョンを構成する機器を更新する際には、ユーザー側での環境移行作業や追加料金は原則不要で、クラウド環境を使い続けられる。

 ニフクラは、サーバー仮想化ソフトとしてVMware vSphereを採用している。VMware vSphereとの親和性が高く、ユーザーが現在使っているVMware vSphere環境からワークロードをスムーズに移行できるとしている。既存環境とのL2(レイヤー2)接続も可能で、IPアドレスを変更することなくサブシステムから順次移行して既存システムと連携させる、といった運用もできる。

表1:基本プラン(月額固定料金)の概要
  Basic v.1 Large v.1
基本プラン一式(申込必須) vCPU 672 vCPU 1728 vCPU
メモリー 2688GB 6912GB
必要最低ラック数 隣接した2ラック 隣接した8ラック
初期追加パック vCPU 112vCPU 192vCPU
メモリー 448GB 768GB
最大増設数 12式まで 42式まで
表2:追加オプション(任意申込)(月額固定料金)
  Basic v.1 Large v.1
vCPU/メモリー vCPU 672 vCPU 1152 vCPU
メモリー 2688GB 4608GB
増設ディスク 選択可能オプション 高速ディスク(60TB) 高速ディスク(60TB)
標準ディスク(80TB)
フラッシュドライブ(24TB)
L4ロードバランサ― 平均帯域(/日) 5Gbit/秒もしくは最大10Gbit/秒
L2ハウジング接続 ポート数 40ポート
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富士通クラウドテクノロジーズ / ニフクラ / プライベートクラウド / パブリッククラウド / IaaS

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