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TIS、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)業務を月額30万円からの定額で支援

2019年11月12日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

TISは2019年11月12日、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)業務を定額で支援する「PMO支援定額サービス」を発表した。システム導入の計画立案からプロジェクトの完遂に向けた各種のコントロールを行う。価格(税別)は、月額30万円から。販売目標は、2020年度末までに50社。

 TISの「PMO支援定額サービス」は、プロジェクトマネジメントに関わる情報提供、アドバイス、作業支援などを提供するサービスである。PMOの専門家によるコンサルタント業務を、定額制で利用できる。担当コンサルタントを固定化せずにチケット制で都度リモートからアサインする方式によって価格を抑えた(図1)。

図1:「PMO支援定額サービス」の3つのプラン(出典:TIS)図1:「PMO支援定額サービス」の3つのプラン(出典:TIS)
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 コンサルティングのメニューとして、「各種計画策定・評価のためのプロジェクト実行支援」、「組織全体で必要となる標準化や品質・生産性向上といった組織支援」、「そこで利用する診断/アセスメントや教育支援」、――などを提供する。

 主なターゲットとして、「PMOを組み入れたいが、予算に限りがあり、なるべく安価に抑えたい」、「自社にPMOはいるが、大規模プロジェクトの経験が浅く、推進に不安がある」といった課題を持つユーザーに向けて提供する。

 3つのプラン(「ライトプラン」、「スタンダートプラン」、「プレミアムプラン」)を用意した(図2)。それぞれ、支援の形態(メール、訪問対応など)と利用可能なチケット数に違いがある。ライトプランの価格は月額30万円で、支援はメール主体型、1カ月に15チケットまで利用できる。なお必要なチケット数は、情報提供が1チケット、アドバイスが5チケット、訪問支援が10チケットである。

図1:「PMO支援定額サービス」の3つのプラン(出典:TIS)図1:「PMO支援定額サービス」の3つのプラン(出典:TIS)
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 サービス提供の背景として同社は、システム開発を取り巻く環境が複雑化したことで、プロジェクトが成功する確率が約5割と低くなっていることを挙げる。「プロジェクトの特性に応じた適切なマネジメントが必須な状況である。しかし、多くの企業ではプロジェクトマネジメントを推進する専門組織がなく、人やチームに依存している実態がある」(同社)。

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