九州電力グループのQTnetは2019年11月23日、同社「Qicデータセンター」の電源設備作業に伴う不具合が同日朝に発生し、同データセンターを利用する顧客のシステムが停止したと発表した。復旧作業によって電源設備は同日に復旧し、顧客システムの復旧作業が進められている。
※編集部より:QTnetの11月26日10時現在/18時現在の状況報告に基づいて、障害原因と顧客システムの復旧状況を更新しました(2019/11/27 15:30)
QTnetによると、Qicデータセンターのシステム障害発生日時は2019年11月23日の午前6時40分頃で、影響範囲は楽天カード、福岡県庁、九州電力など、同データセンターを利用する顧客約260社のシステム。
電源障害は、同データセンターの電源設備の更新作業で発生した。同社によると、受電用屋内設備分電盤の過電流継電器の整定不具合により、常用受電が自動遮断。遮断時には常用受電から予備受電に無停電で切り替わる機能を有しているものの、今回の電源設備更新作業において、同機能を外して行う工程(10分間を予定)があり、その工程中に事故が発生。7秒間の電源停止となった。その間に同データセンターで稼働する顧客企業のサーバー類への電源供給が断たれて停止したという。
特に利用者の多い楽天カードでのサービス不具合が顧客から多く報告されている。楽天カードによると、スマートフォンのQRコード決済サービスの「楽天ペイ」が11月23日および25日に利用停止となったが現在は復旧し、「楽天e-NAVI」や「楽天カードアプリ」なども復旧しているという。
QTnetは顧客システムの復旧作業を進め、大半は復旧している。11月26日18時時点で、今回影響を受けた260社のうち16社が復旧作業中であるという。
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