伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2019年12月11日、クラウド型のシステム監視サービス「Datadog」の取り扱いを開始すると発表した。製造業や流通などの大手企業を中心に、3年間で200社への導入を目指す。開発会社は、米Datadog(日本法人はDatadog Japan)。
Datadogは、システムの稼働状況などをリモートで一元的に監視・可視化できるシステム監視サービスである(画面1)。SaaS型クラウドサービスとして動作する。マルチクラウド環境におけるインフラやアプリケーション性能の監視、ログ収集による可視化と分析を、単一のダッシュボードで行える。
画面1:Datadogの監視画面(出典:伊藤忠テクノソリューションズ)拡大画像表示
Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform(GCP)、Microsoft Azureをはじめとする主要クラウドプラットフォームについて、サーバーやストレージ、OSやコンテナ、ミドルウェアからアプリケーションまで、標準で350種類以上ものサービスを一元的に監視できる。
これらの主要なクラウドサービスのITリソースやサービスを監視する際には、監視項目がすべての監視対象にあらかじめ埋め込まれているため、監視項目を追加で設定することなくなく監視を始められる。各クラウドサービスに新サービスが追加された場合にも、すぐに監視の対象とできる。
AIを活用したログ分析を通じて、性能劣化の予兆を事前に検知できる。また、外部からシステムを利用する際のレスポンスを測ってユーザーの体感速度を可視化する使い方もできる。エージェントを導入することで、オンプレミス環境のサーバーなど任意のリソースについても監視できる。SNMPを利用したネットワーク機器の監視もできる。
CTCでは、Datadogの提供にともない、クラウドやオンプレミスの監視設定や運用設計を支援するサービスを提供する。マルチクラウド環境のインフラ基盤と運用支援を一元的に提供する「'CUVIC' Managed Multi-Cloud Platform」や、AWS環境の構築・運用サービス「cloudage CUVIC on AWS」とDatadogを組み合わせ、企業のクラウド活用を支援していく。
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