IDC Japanは2019年12月26日、2019年上半期までの実績に基づき、国内における情報セキュリティ分野の製品・サービス市場の予測を発表した。2019年のセキュリティソフトウェア製品の市場規模は前年比3.8%増の2638億円で、このうちSaaSの市場規模は前年比14.5%増の325億円となる。セキュリティアプライアンス製品の市場規模は前年比2.6%減の536億円、セキュリティサービス市場規模は前年比4.9%増の8275億円となる。
IDC Japanは、2019年上半期までの実績に基づき、国内における情報セキュリティ分野の製品・サービス市場を予測した(図1)。
2019年の市場規模の予測では、ソフトウェア製品が前年比3.8%増の2638億円、このうちSaaSは前年比14.5%増の325億円。アプライアンス製品が前年比2.6%減の536億円、サービス市場は前年比4.9%増の8275億円となる。
2018年~2023年にかけての年間平均成長率(CAGR)は、ソフトウェア市場が3.4%で、市場規模は2018年の2541億円から2023年には2997億円に拡大する。特にSaaSの2018年~2023年のCAGRは13.0%で、市場規模は2018年の283億円から2023年には521億円に拡大する。
サービス市場は、クラウド環境にセキュリティシステムを構築する需要や運用管理サービスの需要が拡大することなどから、2018年~2023年のCAGRは4.4%で、市場規模は2018年の7890億円から2023年には9794億円に拡大する。
●Next:2023年にかけて伸びるSaaS市場とサービス市場
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