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位置情報データ活用基盤「Location AI Platform」を強化、性別・年代・曜日時間別の行動傾向を把握―クロスロケーションズ

2020年1月7日(火)IT Leaders編集部

位置情報データを活用するクラウド型基盤「Location AI Platform(LAP)」を開発・提供するクロスロケーションズは2020年1月6日、LAPで2つの新機能の提供を開始した。位置情報ビッグデータをAIで解析し、性別・年代・曜日時間別の行動傾向を把握可能にする。属性別の動態を見える化することで、企業の消費者理解の促進や実生活に沿ったマーケティング施策を支援する。

 クロスロケーションズのLocation AI Platform(LAP)は、AIが位置情報ビッグデータから消費者行動の分析・見える化を行ったうえで、エリアマーケティングの実施と効果測定を一気通貫で実行できる基盤製品である(図1)。

図1:位置情報データ活用基盤「Location AI Platform」の画面(出典:クロスロケーションズ)図1:位置情報データ活用基盤「Location AI Platform」の画面(出典:クロスロケーションズ)
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 今回、新機能を追加した。分析地点(店舗など)を自由に登録したうえで、これをクリックすることで即座に優良顧客の居住地判定や曜日時間帯ごとの性別・年代別の利用傾向などを把握できる機能である。

 「性別・年代別の曜日時間帯別エリア解析」では、毎月約45億レコード蓄積している位置情報ビッグデータを用いて、消費者の行動傾向を性別・年代別、曜日時間帯別でAI解析し、分析できる。

 これにより、属性ごとの実勢商圏や競合シェア率、買い回り傾向などの行動傾向を素早く把握できる。顧客データを保有しない店舗でも利用できる。性年代別ターゲットのタッチポイントを理解したうえで最適なエリアを選択し、販売促進活動と効果測定を行える。

 「分析地点登録機能」も強化した。分析地点を、CSV(カンマ区切り形式)ファイルのアップロードによって登録できるようにした。これにより、分析したい店舗を自由に登録し、いつでも解析結果を確認できるようになった。

 これらの機能追加により、AI解析の速度が高速化し、各種の属性グループにおける解析を素早く実行できるようになった。これにより、解析頻度を増やせるようになった。また、商圏分析や競合比較などの市場調査・顧客分析を迅速に行えるようになった。

 LAPの提供プランは2つある。「AI商圏プラン」は、独自解析エンジンが行うロケーションデータの解析結果に基づき、隠れた商圏の把握や競合比較、消費者の動態などを分析・把握できる。「AI集客プラン」は、AI商圏分析機能に加え、結果を広告出稿・効果検証まで一気通貫して実行できる。契約単位/期間はいずれも6カ月。

 価格(税別)は、AI商圏の月額利用料(基盤)が30万円で、契約金額が180万円。AI集客の「エントリー」(30万円分の広告配信料を含む)は月額利用料(基盤)が10万円で、契約金額が60万円。モバイル広告配信の標準価格は1000IMP(広告表示回数)当り1000円(最低出稿額:50万円。リッチクリエイティブを使用する場合は別途金額が発生する)になる。

 なお、データ・CRM連携を希望する場合は、別途見積り。オフライン広告(ポスティングやDMなど)などにも対応できる。

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