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DAL、EDI/EAIツール新版「ACMS Apex V1.4」、Web APIのサーバー/クライアント機能を追加
2020年1月10日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
データ・アプリケーション(DAL)は2020年1月10日、EDI(電子データ交換)ソフトウェア「ACMS Apex」の新版(バージョン1.4)を発表した。新版では、HTTPリクエストに返答するWeb APIサーバー機能を搭載したほか、SAP OData APIにHTTPリクエストを投げてデータを受け取れるようにした。同日提供を開始した。価格(税別)は、60万円から。
データ・アプリケーション(DAL)の「ACMS」は、流通業の受発注データを業界標準プロトコルでやり取りするためのEDIソフトウェアである。全銀協手順などのレガシー手順のほか、ebXML MS 2.0、EDIINT AS2、JX手順、SFTPなどのEDIプロトコルを利用できる。ACMS ApexはACMSの最上位版にあたり、社内システム連携(EAI)機能を備える(関連記事:DAL、流通EDIソフト「ACMS Apex」で全銀EDIシステム(ZEDI)を利用可能に)。
今回の新版(バージョン1.4)では、Web APIのサーバー機能を搭載し、HTTPクライアントからのリクエストをリアルタイムに処理し、結果を返せるようにした。また、Web APIクライアント機能も搭載し、独SAPのOData API(Webサービス)にHTTPでリクエストを出せるようにした(図1)。
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新版ではさらに、統合管理サーバーの障害時に代替サーバーに自動で切り替えるクラスタ機能を強化した。可用性を高める工夫として、データを格納する領域であるデータストアを2重化できるようにした。
動作環境も増やした。例えば、クラウド環境では、Oracle Cloud(Oracle Linux、Windows Server)を追加した。データベース管理システムは、Oracle Database 19c、SQL Server 2014 SP3、Amazon RDS for SQL Server、Oracle Database Cloud Serviceを追加した。