みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)は、主要子会社のみずほ銀行とみずほ信託銀行において、金融機関向けCRM(顧客関係管理)クラウドサービス「Financial Services Cloud」(FSC)を採用した。グループ全体で1万6000人体制で顧客情報などを共有する。セールスフォース・ドットコムによると、国内の銀行業では最大規模となる。セールスフォース・ドットコムが同年2月27日に発表した。
セールスフォース・ドットコムのFinancial Services Cloudは、金融機関向けの顧客関係管理(CRM)サービスである。SaaS型クラウドサービス上で、顧客、案件、見込顧客に関する情報をまとめて管理することができる(画面1)。
みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)では、これまでにリテール・事業法人カンパニーの約6000人がFinancial Services Cloudを使ってきた。今回新たに、みずほ銀行とみずほ信託銀行において、1万人を超える社員が新規で利用を開始する。これにより、合計で1万6000人体制で顧客情報やノウハウを共有する。
Financial Services Cloudによって、すべての顧客情報を一元的に管理できるようにする。みずほFGは同サービスの活用により、付加価値の高い金融サービスを、より多くの顧客に、適切なタイミングで提案できる営業基盤を構築するとしている。
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