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ドリームキャリア、9年分の営業データをナレッジにした営業AIアシスタントを開発して社内で活用

2026年1月22日(木)IT Leaders編集部、日川 佳三

SES事業などを営むドリームキャリア(本社:東京都渋谷区)は、9年分の営業データをAIで分析する社内システム「営業AIアシスタント」をSyncLeapと共同で開発し、2026年1月より社内で運用を開始した。契約/案件情報など多様なデータが学習・統合されて生成AIのナレッジベースとなり、自然言語での問いかけから業務に必要なデータをすばやく引き出せるようになった。SyncLeapが2026年1月21日に発表した。

 ドリームキャリアは、理系学生のキャリア支援事業とITエンジニアのSES(システムエンジニアリングサービス)事業を二本柱とする人材/ITサービス企業である。理系に特化した就職支援メディア「理系ナビ」の運営やエンジニアのスキルアップを支援する環境を提供している。

 同社はSES事業の運営にあたって、9年分の営業データを蓄積・活用してきたが、複数のデータソースを横断した集計・分析などで多大な時間がかかっていた。また、データの構造を熟知した担当者でないと正確な分析が難しいという属人性の問題も抱えていたという。

画面1:9年分の営業データをAIで分析するシステム「営業AIアシスタント」の画面(出典:SyncLeap)
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 そこで同社は、XR(拡張現実)とAIに強みを持つSyncLeapと共同で、蓄積した膨大な営業データをAIで分析するシステム「営業AIアシスタント」(画面1)を開発することにした。

 両社は機密データをクラウドに送信せずに利用できるよう、オンプレミスシステムとして開発。生成AI/大規模言語モデル(LLM)は「Claude」と「Gemini」を併用し、社内のアプリケーション、メール、グループウェアなどのデータと連携する仕組みをとった。2025年9月に要件定義に着手し、4カ月後の2026年1月に運用を開始した。

 完成した営業AIアシスタントは、社内に分散していた契約情報・案件情報・メール情報を統合し、そのうえで「案件へのマッチング度合いが高いメンバーは?」といった自然言語での質問・指示から結果が得られる(表1)。

表1:「営業AIアシスタント」の活用例(出典:SyncLeap)
機能 活用例
自然言語による営業データ分析 「2025年の月別の決定数は?」
人材マッチング・チーム編成支援 「Webサービスの開発でもっとも適したチームメンバーは?」
メール参照・分析 Gmail APIを通じて営業報告メールを検索、データベースと連携して分析

 導入効果として、9年分の営業データが生成AIのナレッジベースになり、特定の担当者に聞かずとも、業務に必要なデータをすばやく引き出せるようになった。ドリームキャリアによると、チーム編成や営業先選定の判断材料などにも営業AIアシスタントを活用し、意思決定の効率が上がったという。今後、SES業界特有の知識やルールをAIに学習させて、分析精度の向上を図るとしている。

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