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エバーシステム、クラウド型ブロックチェーン基盤の導入支援サービスを開始

2020年3月24日(火)IT Leaders編集部

エバーシステムは2020年3月23日、クラウド型のブロックチェーン基盤であるBaaS(Blockchain as a Service)の導入支援サービスを開始した。企業は、BaaSを導入することによって、ブロックチェーン技術のメリットを活用したサービスを迅速に構築・実行できるとしている。

 ブロックチェーンの導入を検討する企業が増えている。一方で、実際の導入には、いくつかのハードルがある。主なハードルは、経験のあるブロックチェーン開発者がまだ少ないことや、設計から開発・構築までに時間と費用がかかることである。未経験の開発者が開発を担当した場合、セキュリティ的に問題が生じる危険もある。

図1:クラウド型のブロックチェーン基盤と、その導入支援サービスを提供する(出典:エバーシステム)図1:クラウド型のブロックチェーン基盤と、その導入支援サービスを提供する(出典:エバーシステム)
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 こうした経緯からエバーシステムは、ブロックチェーン技術の導入支援サービスを開始する(図1)。独自のBaaSサービス「IOST BaaS」の導入を支援する。IOST BaaSは、6つのコア技術(マルチクラウド、マルチチェーン、権限管理、スマートコントラクト、プライバシー保護、コンセンサス機構)に基づいており、ブロックチェーン基盤としてHyperledger Fabricを採用している。

 なお、エバーシステムは、企業向けにブロックチェーンシステムの開発などを担当している企業である。2020年には、自治体、エネルギ関連企業が参加する、ブロックチェーン技術を活用した個人間電力取引の実証実験を実施した。Hyperledger Fabricや、IOSTブロックチェーン基盤を用いた開発の実績がある。

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