TACTは2020年5月11日、代表電話あての通話を音声認識で受け付け、文字化して社員に通知するサービスを開始した。音声認識による自動音声応答サービス「AIコンシェルジュ」を活用する。価格(税別)は、初期導入費用が3000円で、月額利用費用が4万5000円(月間300コールまで。301コール目以降は150円/コール)。
TACTは、代表電話あての通話を音声認識で受け付け、文字化して社員に通知するサービスを開始した。前提となる「AIコンシェルジュ」は、音声認識やAIを活用した電話の自動応答サービスである。オペレーターを配置することなく、24時間365日、自動で対応できるようになる。小売業における注文受付や、引っ越しにともなうガスの開始/停止受付などに利用できる。
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今回、AIコンシェルジュを活用した新サービスとして、代表電話への問い合わせを自動的に受け付けたあと、その内容をテキスト化して社員に通知するサービスを開始した(図1)。代表電話の受付に特化することで、より安価に提供する。
電話を受信すると、名前/会社名/電話番号/問い合わせ内容をリアルタイムで音声認識し、自動的にテキストデータに変換する。受け付けた結果は、メールやSMS、チャットツールで担当者に自動で送信する。社員は、オフィス外でも、通知内容を見ながら折り返しの連絡ができる。早朝や深夜、休日を含む、24時間365日の受付対応が可能になる。
製品提供の背景について同社は、新型コロナウイルス感染防止対策でテレワークや在宅ワークが広がっている状況を挙げる。「代表電話を受けられないために、営業機会を損失してしまうといった課題を解決する」(同社)。