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サイバートラスト、ZabbixとJP1の連携プラグインを提供、JP1画面で統合監視可能に

2020年6月3日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

サイバートラストは2020年6月2日、同社のシステム監視ソフト「MIRACLE ZBX」と、日立製作所のシステム運用管理ソフト「JP1」を連携させるプラグイン「MIRACLE ZBX JP1/IM2 連携プラグイン」を発表した。JP1向けのプラグインであり、MIRACLE ZBXのデータを取得する機能をJP1に追加できる。MIRACLE ZBXのサポート契約を結んでいるユーザーに向けて同日提供を開始した。

 サイバートラストの「MIRACLE ZBX JP1/IM2 連携プラグイン」は、サイバートラストのシステム監視ソフト「MIRACLE ZBX」と、日立製作所のシステム運用管理ソフト「JP1/Integrated Management 2」(JP1/IM2)を連携させるプラグインである。JP1向けのプラグインであり、MIRACLE ZBXのデータを取得する機能をJP1に追加できる。

画面1:Zabbix/MIRACLE ZBXの監視対象をJP1で監視できる(出典:サイバートラスト)画面1:Zabbix/MIRACLE ZBXの監視対象をJP1で監視できる(出典:サイバートラスト)

 プラグインを介して、MIRACLE ZBXで監視しているサーバーやネットワーク機器の一覧を取得し、JP1/IM2のターゲットシステムとして登録できる。取得した監視対象はJP1/IM2の「All Systems」配下に追加され、他のJP1のターゲットと同様に稼働状況を確認できる(画面1)。

 MIRACLE ZBXで障害を検知した時は、障害をJP1/IM2に通知する。これにより、MIRACLE ZBX上の障害情報をJP1/IM2から確認できる。MIRACLE ZBXが障害の復旧を検知した際には、JP1/IM2で表示している障害情報も自動で更新する。

 製品提供の背景について同社は、オンプレミスとマルチクラウドが混在した環境でシステムを運用する企業が増えている状況を挙げる。「オンプレミス用にJP1、クラウド環境用にZabbix/MIRACLE ZBXを使うケースにおいて、それぞれの管理画面を使い分けることなくJP1の管理画面でクラウド環境も監視できるようにプラグインを用意した」(同社)。

 オープンソースのシステム監視ソフト「Zabbix」を利用しているユーザーでも、サイバートラストの「MIRACLE ZBX サポート」に加入することによって、プラグインを利用できる。MIRACLE ZBX サポートには、MIRACLE ZBXおよびZabbixに関する問い合わせ対応と、システム障害発生時の障害解析が含まれる。

 なお、MIRACLE ZBXは、オープンソースのZabbixをベースに、法人向けに改良したシステム監視ソフトウェアである。SNMP監視、専用のエージェントソフト(各種UNIX/LinuxやWindowsで稼働)を用いたサーバー監視、リモートログイン(SSH)とコマンド実行による監視、ポート監視(ネットワークサービスの死活監視)など、各種の方法でシステムとネットワークを監視する。

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サイバートラスト / Zabbix / JP1 / MIRACLE ZBX

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