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dotData、AIモデルをコンテナ化して実行する「dotData Stream」を提供

IoTデータのリアルタイム予測需要に応える

2020年7月8日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

dotData Japanは2020年7月7日、AIモデルをコンテナ化して実行できる機能「dotData Stream」を発表した。同日提供を開始した。IoTセンサーが出力するストリーミングデータをリアルタイムに処理して予測する用途に向く。

 dotData Streamは、dotDataを使って開発したAIモデルをコンテナで実行する機能である。AIモデルをワンクリックでダウンロードし、ダウンロードしたAIモデルを指定してDockerコンテナを起動して使う。コンテナをクラウド基盤やIoTエッジサーバーに配備することもできる。

 dotData Streamは、IoTデータのリアルタイム予測に対する市場の需要の高まりに応えるために開発した。欠損値代入、データ正規化、外れ値フィルタといった、特徴量変換を含んだリアルタイム予測を実行する用途である。単一の予測は数十ミリ秒で実行できるとしている。

 産業IoTにdotDataを活用している国内事例の1つが、鉄鋼メーカーのJFEスチールである。製鉄所でのIoTデータ活用のためにdotDataを導入した。今後、dotData Streamも導入する。JJFEスチールでは、製造プロセスへのCPS(サイバーフィジカルシステム)の実装を推進している。

 なお、dotDataは、AIを活用した予測モデルの生成を自動化できるソフトウェアである。これまでであればデータサイエンティストが実施していた、データの準備、仮説の立案、機械学習、分析結果の説明、――などを自動化する。NECが2018年4月に米国に設立した米dotDataが開発し、2018年7月からNECが国内で提供している。

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dotData / Docker / JFEスチール / コンテナ

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