[新製品・サービス]
アセンテック、Webブラウザをクラウド型で利用できる「Citrix Secure Browser」を販売、月額680円から
2020年8月24日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)
アセンテックは2020年8月24日、Webブラウザをクラウド型で利用できる「Citrix Secure Browser サービス」を販売すると発表した。2020年8月21日から販売している。Webブラウザを企業のネットワークからクラウド上に分離することによって、ブラウザベースの攻撃から企業のネットワークを守る。価格(税別)は、25ユーザーで年間5000時間までの利用で、1ユーザーあたり月額680円、など。
アセンテックが販売する「Citrix Secure Browser」は、クラウド上に用意した仮想デスクトップ環境でWebブラウザアプリケーションを動作させ、これをクラウドサービスとして提供する(図1)。Webブラウザの利用環境を企業のネットワークからクラウド上に分離する。Webサイトとユーザー端末との間で閲覧データが直接転送されないため、Webブラウザ操作中もセキュリティを確保する。
クラウド上のWebブラウザを、画面情報端末型でリモート操作する。画面情報端末プロトコルとして、Citrix HDXを使う。帯域が狭いネットワーク環境でもスムーズにWeb画面を閲覧できるとしている。手元の画面情報端末側に必要なCitrix HDXのレシーバソフトウェアは、無料で利用できる。
セキュリティポリシーの制御もできる。危険なWebサイトへのアクセスを防止するURLフィルタリング機能を備えるほか、画面の印刷、クリップボードへのコピー、ファイルのダウンロード、Webサイトへのローカルファイルのアップロードなどの機能を利用したり、利用を制限したりできる。
クラウドサービスであるため、専用のハードウェアを用意することなく、1~2日の短期間で利用を開始できる。また、Microsoft Windowsライセンスが不要のため、月額680円からとという低料金でサービスを利用できる。
価格は、25ユーザーで年間利用時間5000時間までの場合、1ユーザーあたり月額680円。25ユーザーで年間利用時間1万2000時間までの場合、1ユーザーあたり月額1600円。