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体調不良やマスク装着、密状態などを画像解析で検出する感染予防システム「Pan de seek」─SCSK

2020年9月4日(金)IT Leaders編集部

SCSKは2020年9月3日、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に対し、AIとカメラ映像を組み合わせ、その場所の総合的なリスク度合いを検知・解析し通知する、感染症予防対策製品「Pan de seek(パンデシーク)」を提供開始した。画像解析AIを活用し、行動/体温/3密度合いから総合的なリスクを解析する。

 Pan de seekは、画像解析AIに関するノウハウを活かし、新型コロナウイルスをはじめとした感染症予防や熱中症対策などを支援する製品である(図1)。専用の小型カメラを配置するだけで利用できる。

図1:感染症予防対策製品「Pan de seek(パンデシーク)」の機能(出典:SCSK)図1:感染症予防対策製品「Pan de seek(パンデシーク)」の機能(出典:SCSK)
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 不特定多数の出入りがある施設の総合的なリスク度合いを、リアルタイムで監視できる。体調不良の可能性がある人物を検出できるほか、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための対応がとれる。

 安全度を総合的に解析できる。AIモデルを搭載しており、個々のモデルの結果を基に、総合的なリスク度合いをスコアとして判定・通知する。カメラに映った人物の全員に対して、同時に解析できる。

 搭載するAIモデルは4つある。

  1. 「体調不良行動検出モデル」は、咳や倦怠感の現れなど、体調不良特有の行動をしている人物を検出する
  2. 「高体温者検出モデル」は、体温を測定するサーモカメラを使って、一定温度を超える人物を検出する
  3. 「マスク検出モデル」は、マスクの着用率を算出する
  4. 「3密検出モデル」は、人と人との距離が一定間隔以下かどうかを算出する

 リアルタイムに複数のカメラ映像を監視できる。カメラ映像の解析結果は、管理コンソール画面でリアルタイムに確認できる。複数のカメラ映像の解析結果をまとめて監視し、事前に設定した安全ラインを超過した場合はアラートを出力できる。

 ユーザー環境に応じてカスタマイズできる。AIモデルをシステムや設備に組み込んで連動させる運用もできる。例えば、オフィスの入り口に高体温検出モデルを組み込んで、体温が規定値を上回るとゲートが開かないようにできる。リスク度合いが規定値を上回ると回転灯が起動するといった運用もとれる。マスク着用率が低いと着用を促すアナウンスを流すこともできる。

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