[市場動向]

企業情報システムでのAWS活用を推進する「APNセキュリティコンソーシアム・ジャパン」設立

2020年9月8日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ウルシステムズ、PwCあらた有限責任監査法人、クラスメソッド、ネオスの4社は2020年9月8日、企業情報システムでのAWS(Amazon Web Services)の活用を推進するコンソーシアム「APNセキュリティコンソーシアム・ジャパン」を設立した。4社を主幹事として、AWSパートナーネットワーク(APN)のコンサルティングパートナーであるコンサルティング企業やSIベンダーから参加を募る。

 APNセキュリティコンソーシアム・ジャパンは、企業情報システムにAWSを活用することを推進するコンソーシアムである。アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWSジャパン)の協力の下で、セキュリティやSLA、監査の観点を盛り込んだベストプラクティスを構築するとしている。

 コンソーシアムは、4社を主幹事として、AWSパートナーネットワーク(APN)のコンサルティングパートナーであるコンサルティング企業やSIベンダーから広く参加を募る。会員同士での事例共有、共同研究、ガイドライン策定などの活動を通じてノウハウを高める。

 ガイドラインのうち、セキュリティガイドラインは、管理者向けにクラウド利用のメリットと考慮事項を体系化したガイドラインや、導入・運用プロセスとリスク管理についてまとめたガイドライン、設計アーキテクチャのガイドライン、などを用意する。

 ガイドラインでは、AWSのホワイトペーパーや各種のナレッジを、どのタイミングでどのように活用すれば適切なのかを体系的にまとめる。ガイドラインを使うことで、管理者と技術者との間でクラウドセキュリティへの認識を合わせることができるとしている。

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