日立ソリューションズ・クリエイトは2021年1月28日、業務の運用レベルやセキュリティを維持しながらテレワーク環境での業務遂行を支援する「テレワーク向けセキュリティソリューション」のラインアップを拡充した。テレワーク環境でのPC操作を動画で録画・保存することによって内部不正を抑止する「テレワーク向け操作監視ソリューション」の販売を開始した。価格(税別)は、管理対象5台の場合、初期費用が176万円から、ランニング・保守サポート費用が年額39万円から。
日立ソリューションズ・クリエイトの「テレワーク向け操作監視ソリューション」は、テレワーク環境でのPC操作を動画で録画・保存することによって、作業を可視化し、内部不正を抑止するソフトウェアである(図1)。
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テレワーク環境のPC画面を録画する。監視されていることを意識付けることで、内部関係者による情報の持ち出しや、システムの不正操作を抑止する。記録した動画から、確認したい操作をピンポイントで再生できる。インシデントが発生した際には、迅速に調査できる。
会社のセキュリティルールに準拠しないアプリケーションの起動やUSBメモリーの接続などを検知し、管理者に通知し、操作を停止させることができる。
日立ソリューションズ・クリエイトは背景として、テレワーク環境下では、社員個々の業務遂行状況の把握が困難になり、「本当に働いているのか」「内部不正がないか」が分からないという状況を挙げる。
同社は、2020年10月に「テレワーク向けシステム運用支援ソリューション」を販売開始した。今回、テレワーク環境を対象とした新種のサービスとして、「テレワーク向け操作監視ソリューション」を追加した。今回さらに、マルウェアに感染しても害を与える動作を未然に阻止することによって安全を確保する「テレワーク向け標的型攻撃対策ソリューション」も追加している。
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