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東京システムハウス、RPA運用の診断・評価サービス「RPAクリニック」を開始

2021年2月26日(金)IT Leaders編集部

東京システムハウスは2021年2月25日、ユーザー企業において稼働しているRPA(ロボットによる業務自動化)システムの実装、ドキュメント、体制を客観的に診断・評価するサービス「RPAクリニック」を開始した。価格(税別)は、1日診断コースが1回10万円、ピンポイント診断コースが1回4万円、重点診断コースが1業務10万円から(実装ボリュームによって個別見積もり)。

 東京システムハウスの「RPAクリニック」は、ユーザー企業において稼働しているRPA(ロボットによる業務自動化)システムの実装、ドキュメント、体制を客観的に診断・評価するサービスである(図1)。RPA開発経験を持つエンジニアがヒアリングを行い、診断結果を「RPA診断結果カルテ」として提供する。RPA導入後の課題解決やさらなる自動化を促進する。

図1:RPA診断結果カルテのイメージ(出典:東京システムハウス)図1:RPA診断結果カルテのイメージ(出典:東京システムハウス)

 組織体制、運用ルール、標準ドキュメント類、実装内容、インフラ環境、などの要素を診断して評価する。診断結果は、解説とともにレポートとして提出する。改善が必要な要素があった場合は、改善策とともに適したサービスを提案する。

 RPA導入で課題を持っている企業や、今後さらなる自動化推進を図りたい企業などに適している。現状のRPA運用に関する自社の強み・改善点の棚卸しにも有効としている。

 以下の3つの診断コースから、ユーザーは状況に合わせて選択することになる。

  1. 1日診断コース
    組織体制、運用ルール、標準ドキュメント類、実装内容、インフラ環境を一通り診断する
  2. ピンポイント診断コース
    組織体制、運用ルール、標準ドキュメント類、実装内容、インフラ環境のなかから任意の項目に絞って診断する
  3. 重点診断コース
    標準ドキュメント類、実装内容に関して、各業務の詳細を深掘りして診断する

 背景として同社は、業務の自動化・効率化を目的に、様々な企業がRPAを採用している状況を挙げる。一方で、RPA導入後に「社内に開発担当者がいなくて今後の改修方法がわからない」「導入したが、今のやり方で正しいか不安」など、効果的なRPA運用が行えていない企業も多いという。

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