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サーバーラックの状況を映像で確認、IIJ白井データセンターキャンパスの「DCカメラ中継オプション」

2021年3月30日(火)IT Leaders編集部

インターネットイニシアティブ(IIJ)は2021年3月29日、白井データセンターキャンパス(千葉県白井市)のオペレーションサービスメニューを拡充し、サーバーラックのリアルタイム映像/画像を提供する「IIJデータセンターカメラ中継オプション」を提供開始した。ユーザーのIT機器を収容したラック状況を可視化する「リモートアイズ」機能を提供し、オペレーターによるリモートハンズオペレーション(作業代行)のサービスを組み合わせることで、ユーザーの現地対応作業を軽減する。今後増加が見込まれるリモート業務の拡大にも対応できる。価格は個別見積り。

 「IIJデータセンターカメラ中継オプション」は、白井データセンターキャンパス(白井DCC)においてサーバーラックのリアルタイム映像や画像を確認できるオペレーションサービスである(図1)。リモートハンズオペレーションを組み合わせることで、IT基盤環境の効率的な維持・管理業務を支援する。IIJデータセンターサービスのオプションとして提供する。

図1:「IIJデータセンターカメラ中継オプション」の概要(出典:インターネットイニシアティブ)図1:「IIJデータセンターカメラ中継オプション」の概要(出典:インターネットイニシアティブ)
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 ユーザーのIT機器を収容したラック状況を可視化する「リモートアイズ」機能により、ユーザーは遠隔よりラック内部の様子を映像で確認することができる。リアルタイムで現場の様子を見ながら、データセンターにいるオペレーターに作業指示(リモートハンズオペレーション)を行える。宅配物の確認や資産の棚卸、物品検収などの代行作業も行うことが可能だ。

 オペレーション代行例としては、機器の設置・撤去・交換、ケーブル配線、ラベル取り付け、機器設定・試験、キャリア回線敷設作業の立ち会い、部材確認、資産確認、機器廃棄などを挙げている。

 現地への移動回数や時間を削減し、維持管理業務にかかる負担を軽減することで、ユーザーは本来のコア業務にリソースを集中できる。大規模なIT基盤環境を運用するITサービス事業者にとっては、映像や画像データを他拠点の維持管理部門やメーカー保守員と共有することで、作業連携が容易になる。

 IIJは、2019年4月に最大受電容量50MWの受電設備を備えた白井DCCを開設した。自社サービス設備に加え、法人のユーザーやITサービス事業者向けにハウジングサービスやコロケーションサービスを提供し、サーバーやネットワーク機器などの多くのユーザーのIT設備を収容している。同社は、堅牢なセキュリティと信頼性の高い設備を備えた同データセンターの利用により、IT機器を安全かつ効率的に運用できることをアピールしている。

 一方で同データセンターには、ユーザーの拠点から物理的な距離があり、システムの構成変更や資産管理で発生する現地作業をできるだけ軽減したいという要望があった。また、従来から提供している電源ON/OFFやLED確認などの基本オペレーションに加えて、現地オペレーション業務の対応範囲を広げて欲しいというユーザーの要望に応える形で、今回のオプション提供に至ったという。

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