三井情報は2021年4月2日、中小企業向けネットワーク機器「Cisco Meraki」の運用管理・保守サービス「MKIマネージドMerakiインフラサービス」を発表した。ネットワーク運用管理にかかる負荷を軽減する。価格(税別)は、1台あたり月額1000円からで、最低契約期間は1年。別途、初期費用と月額保守費用が必要となる。
三井情報の「MKIマネージドMerakiインフラサービス」は、シスコシステムズの中小企業向けネットワーク機器製品シリーズ「Cisco Meraki」を運用管理・保守するマネージドサービスである(図1)。中小企業における情報システム部門のネットワーク管理業務を軽減する。
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以前から提供している、無線LAN環境を対象とした運用・監視・保守サービス「MKIマネージドWi-Fi」と比べ、より小規模なネットワークや、国内に多くの営業所を抱える企業でも利用できることをアピールする。
設定変更や運用監視の対象となるネットワーク機器は、無線LANのアクセスポイントだけでなく、スイッチ、ルーター、UTM(統合セキュリティ管理)までカバーする。ユーザーは、手元に届いた設定済みのCisco Merakiを、自社ネットワークに接続するだけで利用を始められ、Webブラウザからクラウド上の管理画面にアクセスできる。機器は、企業の資産管理のニーズにあわせて、買い取りまたはレンタルを選択できる。
サービス提供の背景として三井情報は、近年、“2025年の崖”の危機や、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の状況を受けて、デジタルトランスフォーメーション(DX)への機運が高まる一方で、多くの企業でIT人材不足が課題となっていることを挙げている。