[新製品・サービス]
Dell EMC、SaaSのデータ保護に適したバックアップサービス「PowerProtect Backup Service」
2021年4月27日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)
デル・テクノロジーズは2021年4月27日、SaaSアプリケーションのデータバックアップなどに適したクラウド型のデータバックアップサービス「Dell EMC PowerProtect Backup Service」を発表した。米Druvaが提供しているデータバックアップサービスのOEMに当たる。2021年5月18日から提供する。年間契約のサブスクリプション(購読)型で提供する。価格(税別)は、個別見積もり。
Dell EMC PowerProtect Backup Serviceは、SaaSアプリケーションやエンドポイントのデータバックアップに適したクラウド型のデータバックアップサービスである(図1)。米Druvaが提供しているデータバックアップサービスのOEMにあたる。デル・テクノロジーズが開発した管理画面から米Druvaのサービス基盤を利用する。
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現在、在宅勤務やリモートワークの浸透によって、SaaSアプリケーションを利用する機会や、オフィス外のエンドポイント端末を利用する機会が増えている。こうした背景の下、SaaSアプリケーションやエンドポイントのデータに適したバックアップサービスを用意した形である。
データ保護の対象に応じて3つのサービスメニューを用意した。
(1)「SaaSアプリケーション」は、Microsoft 365、Salesforce.com、Google Workspaceの3つのSaaSアプリケーションのデータをバックアップする。ユーザーごと、SaaSアプリケーションごとに課金する。
(2)「エンドポイント」は、クライアントPCやスマートデバイス(Android/iOS)などのエンドポイント端末のデータをバックアップする。ユーザーごとに課金する。1ユーザーに複数の端末をひも付けて管理できる。
(3)「ハイブリッドワークロード」は、オンプレミス環境のサーバーやクラウド上のサーバー(VMware Cloud環境)のデータをバックアップする。保管するバックアップデータ容量(TB)で課金する。