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ソフト技研、パスワードレスでのWindowsログオンを可能にする「YubiOn FIDO Logon」

2021年5月12日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ソフト技研は2021年5月12日、パスワードレスでWindowsにログオンできるクラウドサービス「YubiOn FIDO Logon」を提供開始した。Windows PCへのログオン手段を、FIDOを利用した2要素認証へと強化する。指紋認証デバイスや専用トークンなど、FIDO2に準拠した各種の認証デバイスを使ってログオンできる。価格(税別)は、1アカウントあたり月額500円から(別途認証デバイスが必要)。

 ソフト技研の「YubiOn FIDO Logon」は、パスワードレスでWindowsにログオンできるクラウドサービスである(図1)。Windows PCへのログオン手段を、FIDOを利用した2要素認証に代替する。利用者の生体情報(指紋、静脈、顔認証など)や、利用者が所有する認証デバイス(専用トークン、モバイル端末など)を用いて認証できる。

図1:YubiOn FIDO Logonの概要(出典:ソフト技研)図1:YubiOn FIDO Logonの概要(出典:ソフト技研)
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 パスワードと指紋認証の2要素認証など、FIDO2に準拠した認証デバイスを自由に組み合わせられる。指紋認証と専用トークンなど、パスワードを使わない組み合わせも利用できる。パスワードを使う際にも、初回設定時にパスワードを記憶させれば、以降のログオンにおいてパスワードの入力が不要になる。

 Administrator権限を持ったWindowsアカウントだけを2要素認証にするなど、アカウントごとにセキュリティポリシーを使い分けられる。

 クラウドサービスだが、クラウドに接続していないオフライン状態でもログオンできるように、キャッシュ情報を利用したログオンができる。前回認証時のキャッシュを利用してオフライン時の認証を実施する。キャッシュ情報の有効日数を設定できる。

 セキュリティ機能として、一定回数ログオンに失敗した時に端末をロックアウトする機能も備える。自動ロックアウト後に一定時間経過でロックアウトを解除する機能もあわせて備える。エンドユーザーがYubiOn FIDO Logonのソフトウェアをアンインストールできないように制限する機能もある。

 システム管理者は、Webコンソールから、登録した端末の状態や認証ログを、いつでも確認できる。これにより、インシデントが発生した際に、状況を把握しやすい。Webコンソールを介して遠隔からWindows端末をログオン不可状態(ロックアウト)にする機能も備える。

 価格(税別)は、1アカウントあたり月額500円から。FIDO認証器が別途必要になる。FIDO認証器は、ソフト技研も販売している。ソフトウェアの稼働環境は.NET Framework 4.7.2以降で、稼働OSはWindows8.1/10またはWindows Server 2008 R2/2012 R2/2016/2019。

 ソフト技研は今後、クラウドサービスだけでなくオンプレミス環境でもYubiOn FIDO Logonを利用できるように、サーバーソフトウェアを搭載したアプライアンスサーバー機を製品化する。

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