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マクニカネットワークス、メール添付ファイルをダウンロードURLに変換する「Mail2Cloud」を販売

Boxのセキュリティ機能でPPAPの課題を解消

2021年5月20日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

マクニカネットワークスは2021年5月20日、メール添付ファイルをクラウドストレージのダウンロードURLに変換するクラウドサービス「Mail2Cloud」(開発元:米mxHero)を同年5月24日から販売すると発表した。メールの誤送信対策のほか、クラウドストレージのセキュリティ機能(ウイルス対策、ユーザー認証など)によってファイルの安全な受け渡しを可能にする。

 マクニカネットワークスの「Mail2Cloud」は、メール添付ファイルをクラウドストレージのダウンロードURLに変換するクラウドサービスである。メール中継サーバーとして機能する。メールを中継する際に、メールから添付ファイルを取り出して外部のクラウドストレージに格納し、ダウンロードURLを記載したメールをあて先(受信者)に配信する(図1)。

図1:Mail2Cloudの概要。メールを中継する際に、メールから添付ファイルを取り出して外部のクラウドストレージに格納し、ダウンロードURLを記載したメールをあて先(受信者)に配信する。Boxのセキュリティ機能によってファイルを安全に引き渡せる(出典:マクニカネットワークス)図1:Mail2Cloudの概要。メールを中継する際に、メールから添付ファイルを取り出して外部のクラウドストレージに格納し、ダウンロードURLを記載したメールをあて先(受信者)に配信する。Boxのセキュリティ機能によってファイルを安全に引き渡せる(出典:マクニカネットワークス)
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 ユーザーは、Mail2Cloudを介してメールを送信することで機能を利用できる。ただし、どのメール環境にも対応しているわけではなく、現時点では、Office 365/Microsoft 365とGmailに対応している。システム管理者は、自社の両メール環境から送信したメールをMail2Cloud経由で配信するように設定を行う。

 Mail2CloudとBoxの組み合わせを提案している。マクニカネットワークスは、Mail2Cloudと組み合わせて利用するクラウドストレージサービスとして、以前から「Box」を販売している。Boxのセキュリティ機能(アップロード時のウイルスチェック、ログインユーザー認証)によって、メールへのファイル添付を介して、安全にファイルを外部に受け渡せるようになる。

 Boxのアカウントを持つメール受信者に対しては、Boxにログインしないとファイルを入手できない形で運用する。一方で、Boxのアカウントを持たないメール受信者に対しては、ダウンロード可能なURLを発行する。ダウンロードURLの有効期限、メール配信後のファイルの置き換えやダウンロードURLの無効化などを設定できる。

 また、同社は、メール添付ファイルをBoxからのダウンロードURLに変換することで、PPAP方式(ZIP暗号化ファイルを添付し、復号パスワードを別送する方式)のセキュリティ上の課題(添付ファイルのウイルス検査ができない点、第三者にファイルがわたるリスク)を解消できるとしている。

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マクニカネットワークス / メールセキュリティ / PPAP / Box / クラウドストレージ

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