infonerv(インフォナーヴ、本社:東京都杉並区)は2021年5月25日、小売・卸業に向けて、適切な発注量をAIで自動的に算出するツール「α-発注」を発表した。現在の発注ルールを踏襲したまま、需要の変動を考慮した発注リストを自動で生成する。過剰発注や在庫切れを削減できる。利用中の在庫システムとの連携方法も提案する。5月25日から、クローズドベータ版の位置付けで、申し込み順に先行案内を開始した。価格(税別)は、倉庫数や在庫数に応じて変わり、月額2万9800円から。
infonervの「α-発注」は、小売・卸業における適切な発注量をAIを用いて自動的に算出するツールである。Webアプリケーションであり、SaaSで利用できる。現在の発注ルールを踏襲したまま、需要の変動を考慮した発注リストを自動で生成できる。適切な発注量を算出することによって、過剰発注や在庫切れといった不具合が起こらないようにする(画面1)。
画面1:α-発注の利用画面(出典:infonerv)拡大画像表示
発注頻度や発注日など、現在の発注ルールをそのまま踏襲できる。細かい発注ルールもカスタマイズで対応する。例えば、「SKUごとにロットサイズが異なる」「仕入れ先ごとに最小発注量が決まっている」「仕入れ可能な時期が限られている」「1度にまとまった量を仕入れたい」などのルールを設定できる。
運用時には、設定したルールに則って、需要の変動に合わせて、適切なタイミングで適切な発注量を自動で算出する。発注リストは仕入先別に生成するので、これを利用して簡単に発注できる。需要の変動が大きいSKU(推奨発注量が大きく変わるSKU)については、確認しやすいように発注リスト上でアラートを表示する。
既存の在庫システムとも、カスタマイズによって連携する。在庫状況をリアルタイムに監視して、在庫切れによる売り逃しリスクを察知する。在庫切れのリスクがあるために追加発注すべき商品については、α-発注の管理画面で勧告する。これにより、発注漏れを防止する。
管理画面では、これまでの発注量と在庫数の実績推移を可視化できる。AIによる発注量が適切だったかどうかを、いつでも確認できる。管理画面ではまた、入庫情報と発注情報を利用して、発注が完了したけれども入庫していない商品が一目で確認できる。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



