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[新製品・サービス]

NTTデータNJK、本人確認書類の読み取りに特化したOCRライブラリに新版、在留カードに対応

2021年6月23日(水)IT Leaders編集部

NTTデータNJKは2021年6月22日、本人確認書類の読み取りに特化したOCR(光学的文字認識)エンジン製品「本人確認ソリューション OCRライブラリ」の新版を発表した。新版では、運転免許証とマイナンバーカードに加えて、在留カードの券面情報を読み取れるようにした。

 NTTデータNJKの「本人確認ソリューション OCRライブラリ」は、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類の読み取りに特化したOCRエンジンである。カードの券面情報をOCR処理し、本人確認に必要な「氏名、住所、生年月日」などのデータを読み取ってテキスト化する。

 各種カードの発行業務や会員情報登録業務、店舗での受付業務など、本人確認が必要な業務に利用できる。記載項目の論理チェック、住所変更欄の記載有無チェック、秘匿情報部分のマスキング、などの機能も搭載している。

 新版では、運転免許証とマイナンバーカードに加えて、外国人に交付される在留カードの券面情報を読み取れるようにしている。これにより、国籍に関わらず、幅広い顧客に対応できるようになった(図1)。

図1:運転免許証とマイナンバーカードに加えて、新たに在留カードを読み取れるようにした(出典:NTTデータNJK)図1:運転免許証とマイナンバーカードに加えて、新たに在留カードを読み取れるようにした(出典:NTTデータNJK)

 新版ではさらに、運転免許証とマイナンバーカードの認識精度を向上させた。マイナンバーカードについては、住所変更などがあった際に利用するサインパネルの記載有無を判定できるようにした。また、OCRの対象項目にセキュリティコードを追加した(図2)。

図2:マイナンバーカードの読み取り項目を増やした。サインパネルの記載有無を判定できるようにしたほか、セキュリティコードを読み取れるようにした(出典:NTTデータNJK)図2:マイナンバーカードの読み取り項目を増やした。サインパネルの記載有無を判定できるようにしたほか、セキュリティコードを読み取れるようにした(出典:NTTデータNJK)
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 読み取る対象の本人確認書類に応じて、「免許証認識ライブラリ v.6.0 for Linux」「マイナンバーカードOCRライブラリ v.2.0 for Linux」「在留カードOCRライブラリ for Linux」の3製品を用意している。

 NTTデータNJKは、主な利用シーンとして以下を挙げている。

銀行口座の開設・カード発行
個人情報の入力作業と本人確認書類の取得をOCR処理することで、口座の開設や各種カードを発行する際に要する手続きの時間を短縮する
会員情報登録
会員の本人確認書類の取得をOCR処理することで、迅速に本人の個人情報を登録できる。手入力による作業を簡略化でき、コストの削減を図る
レンタル・リース店舗受付
本人確認書類の取得を顧客の面前でOCR処理することで、不要な紙のコピーを取る必要がなくなり、顧客に安心感をもたらす
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NTTデータNJK / OCR / マイナンバー / NTTデータ / ライブラリ

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