芙蓉総合リースの連結子会社であるNOCアウトソーシング&コンサルティング(NOC)は2021年6月29日、経理部門の業務を代行して経理部門のテレワーク化を支援するアウトソーシングサービス「経理・請求書トータルソリューション」を発表した。サービスの基盤として、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)のクラウド型請求書電子化サービス「BConnectionデジタルトレード(BConnection)」を活用する。
NOCアウトソーシング&コンサルティング(NOC)の「経理・請求書トータルソリューション」は、経理部門の業務を代行しテレワーク化を支援するアウトソーシングサービスである。NTT Comのクラウド型請求書電子化サービス「BConnection」と、NOCの高速読取機およびAI-OCR(光学文字認識)を活用する(図1)。
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「紙・PDF・電子請求書の受け取りや開封・スキャン」「スキャンしたデータの不備問い合わせ」「経理のプロフェッショナルによる会計仕訳」「仕訳したデータの会計システムへの投入や入力」など、経理部門における一連の業務を一気通貫で請け負う。
BPOサービスを支えるBConnectionは、電子請求書を作成・発行する機能や、作成した電子請求書を社内回覧する機能、請求データをほかの会計システムに連携させる機能などを提供する。
NOCとNTT Comは、テレワークの推進による生産性向上や業務のデジタル化、ペーパーレス化などを求める経理部門に向けて同サービスを提供する。
サービス提供の背景として同社は、テレワークの導入が進む一方、経理部門は紙請求書の受け取りなどオフィスでの対応が必要なために依然として出社率が高い状況を挙げる。「紙請求書の受け取りは、取引先の慣習や手続きに影響を受けることから、取引先の協力なしには業務を見直すことが難しい状況にある」(同社)